思い出展
1月29日~30日まで思い出展を開催しました。この思い出展はたんなる作品展覧会ではなく、1年間の思い出を綴る展覧をし、子どもも、親御さんも、保護者の皆さんも、教職員も、みんなが子どもたちの歩みを思い出しその過程を喜び共感していただきたく始めたのがきっかけです。その事で、子ども自身の育つ力や親御さんの子育ての糧、保護者様の喜び、教員の励みになることが目的です。本園では毎年園目標をもって教育活動をすすめ、右に行っても左に行っても迷っても脱線しても必ずぶれることのない教育目標にもどり推進できるように考えています。これは園長がイタリア・レッジョエミリーア州カンパニョーラでの海外研修から学んだものでもあります。日本の幼児教育やこの地域の風土、そして何よりも目の前の子どもたちにとって大切な目標から実践テーマを考えます。目に見えないものが本当に大切なことであり、この思い出展でやっと視覚となることを楽しみとしています。(園目標:子どもの瞳が輝くとき~キラキラファミリー)
絵画もいろいろ1年描いてきますが、展示するときに2点を選ぶのは教師ではありません、子ども自らが選びます。教師としては絵の上達から『こっちの絵が・・・』と思うわけですが、子どもの心はそうではないようで、その時の思いれというか想いの絵を選択します。私たちがその思いに答えるとき子どもの嬉しい表情を目のあたりにします。共同制作もまっとまって作るのでなく、共通し製作物の一つ一つに個性が見え隠れできればと考えての展示です。世界にどれ一つと同じものがない事が同じものを表現するときにわかる事ですね。幼児期にその違いを経験することで、将来、共同共生する力の芽生えとなればと考えています。そんな思いの展覧会です。(写真は展示完成間近の様子です)