藤田幼稚園

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落花生ほり(収穫)

昔から大淵地区では落花生を栽培していました。高齢の方は「らっかしょう」と呼ぶかたもいます。今では「らっかせい」が通称化していますね。この時期になると夏から秋の残暑にあわせ食用の落花生は滋養を与え昔から大切な季節の食物でした。また、この地域は「ゆで落花生」の発祥とも称されると聞きました。確かに地方に他県にいくとこの食習慣は見られません。そんな長い歴史をもつ落花生を、育て提供してくださった藤森さんと農協の皆さんが子ども達の農業体験を兼ねて落花生の収穫をさせていただきました。当日は、畑まで歩き、収穫の方法を教えてもらい、力を加減しながらもしっかりと引き抜くと沢山の落花生の実が掘り出され、そのたびに子どもたちの歓声が響きます。掘り起こした落花生を幼稚園に届けていただき、今度は実を外します。自分たちでほった落花生ですからそれは集中して実をとります。この根気・集中力・最後まできれいに摘み取りました。

この一連の作業の中で、子どもは何を知り、何を学び、何を身に着け、何に興味や探求心をもったことでしょうか・・・子どもの成長や発達は、実体験が何より大切ですね。経験や体験にまさる学びはないと思います。ゲームや仮想空間・・・バーチャルな実体のないアバターなどを楽しむ前には幼い頃の体験が大きく作用します。幼児期の育みを、現在社会は見直していきたいものです。