連休から
4月29日から連休が明ける今日まで、幼稚園では暦通りの日程でこのゴールデンウィークを過ごしました。入園したばかりの年少さんは特にこの連休で退行現象(入園当初の不安定な時期の様子)に戻ることが多く予想されます。これは大人でも五月病といわれるように、この時期特有のものかもしれません。4月の新年度をスタートして、新しく不安な環境の中、心身を試練の場において対応しなければならないのですから。子ども達が将来、この社会で暮らしていくためには、こういった時期を体験し乗り越えていくことを経験していかなかればなりません。幼子が登園を渋り、泣く・親御さんにしがみつく姿はごく当たり前のことです。これは親子の愛情の裏腹の姿なのですから、十分に愛情をかけられてきた証です。また、逆に幼稚園にすぐになれるお子さんもまた愛情が社会性に結びついた段階に達しているという成長段階を迎えています。同じ学年に4月生まれと3月生まれのお子さん、核家族から三世代同居など大家族など環境の相違したお子さん達が一つ屋根の下で暮らす訳ですので、その子なりの愛情表現のシグナルは異なっています。ただ共通していることは、本園のお子様は、みな大変に沢山の愛情に満たされ育まれている事を実感します。この子らひとり一人が幼稚園という環境で沢山の出会いと愛情に見守れ、たくさんの事柄に出会い迷い葛藤し乗り越えながら、一歩一歩、成長していくことでしょう。この子らを皆で支え守っていきましょう。