もちつき
日本の年末の風物詩、餅つきです。今は一般のご家庭でなかなか経験ができないものです。餅つきに必要な道具や食物、またその名称やお餅ができるまでの手法などを伝承するに難しい時代です。しかし何でしょう、お餅つき聞くと、またじっさいに餅つきを見て体験すると心がワクワクぞわぞわしてきます。日本人であることのDNAが心身を湧き起こしてきます。子ども達も親もそんな感性を持ち合わせて時代を超えつながっていることを実感します。餅つきを楽しめる心をいつまでもいつまでも繋いでいきたいと思います。幼稚園にできる大切な文化継承だと思います。
炊きあがるもち米の匂いに、子どもが3歳の子がぽつりと『いいにおい』というこに『いい匂いだね』と応える子らに・・・、まきで火をたく竈(かまど)の周りに座して手をかざし『あったかい』という子のまわりに集まる子どもらに・・・、掛け声とともに杵を打ち下ろす大人の力強さで地面に響く振動にとびはねる子らに・・・、おっかなびっくり杵を持ち上げ、おっと臼をたたいてしまった子に・・・、上手に餅をついた感触に笑顔を見せた子に・・・、・・・、・・・、私たちはこんな風景を大切にしていきたいですね。